バーゼル3の資本要件引き上げ、約10%の可能性-ソシエテのハイム氏

バーゼル銀行監督委員会で進行中のリスク評価規則見直しの結果次第では、銀行の資本要件は約10%引き上げられる可能性があると、仏銀ソシエテ・ジェネラルのフィリップ・ハイム最高財務責任者(CFO)が述べた。

  ハイムCFOは12日にニューヨークで開かれた会合で、20カ国・地域(G20)とバーゼル委員会が「リスク加重資産の比較可能性の向上につながる改革を具体的に実施したい考えだが、資本要件の大幅な引き上げは望んでいない」と指摘。「大幅な引き上げをしないというのは、いったいどういう意味なのか。議論全体がこれに集中している。それはプラス10%程度の引き上げが適当だという意見が聞かれ始めている」と明かした。

  バーゼル委員会の上位機関で、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁率いる中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループ(GHOS)は11日に会合を開き、同委員会に「全体の資本要件を大幅に引き上げないことに焦点を合わせるように」とあらためて指示した。

  バーゼル委員会は金融危機を教訓にした新銀行資本規制「バーゼル3」について、年内に詰めの作業を終了させようと急いでいる。GHOSの指示を受け、14日から2日間にわたり会合を開く。

  ハイムCFOは「うまくいけば1月初めには、すべての市場参加者にとって状況が完全に透明になると理解している。過去数カ月はあらゆる利害関係者との間で、かなり深い意見交換が行われた」と語った。

原題:Banks May Face 10% Basel Capital Requirement Increase, Heim Says(抜粋)

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