中銀の能力に対する信頼が薄れている-ロゴフ教授

  • ロゴフ教授はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った
  • 量的緩和プログラムには限界がある

市場はインフレを高める中央銀行の能力への信頼を失いつつあり、量的緩和(QE)プログラムで達成できることには限りがあると、ケネス・ロゴフ米ハーバード大学教授が述べた。

  欧州中央銀行(ECB)と日本銀行は物価押し上げを目指して国債購入プログラムを開始したが、インフレ率は中銀の目標に近づいていない。

  ロゴフ教授は13日のブルームバーグとのインタビューで「ECBも日銀もインフレ期待を押し上げることに成功していない。米国でもインフレ期待は低下しつつある」と語った。「インフレを回復させる中銀の能力に対して、長期的には信頼が失われると思う」とも述べた。

  ECBは8日、政策金利とQEプログラムの現状維持を決定したが、一部エコノミストは年内の緩和拡大を予想している。日銀は20、21日の政策決定会合で政策の総括的検証を行う。

  ロゴフ教授は「量的緩和にできることには限りがあると思う」と述べた。「政府は中銀を保有している。中銀が国債を買うということは、政府が短期の証券を発行するのと似たようなものだ」とも語った。

  また、ハーバード大のマーティン・フェルドシュタイン教授(経済学)もブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、統計は米成長率を実際より低く見せインフレを過大に算定していると指摘した。

  米金融当局について「ある時点で彼らは仕事をしなければならない」とし、「当局は意図的に高インフレを目指していると思う。インフレ率が3%や3.5%になったら、それが短期金利を引き上げられる時なのだろう」と語った。

原題:Confidence Waning in Central Banks’ Ability, Rogoff Says (1)(抜粋)

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