【個別銘柄】参天薬やMonot高い、PCデポ急落、三浦工など急伸

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13日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  参天製薬(4536):前日比4.3%高の1418円。発行済み株式総数の2%を上限に自己株の取得を発表した。ゴールドマン・サックス証券では足元で大きく下落した現株価水準は低すぎるとみる同社の意識の表れとし、自社株買いはポジティブ・サプライズと評価。同証では手元キャッシュの使途として成長投資優先の方針とみていた上、会社側は自己株取得に積極的ではなかったとした。

  MonotaRO(3064):6.6%高の2776円。8月売上高は前年同月比24%増だった。モルガン・スタンレーMUFG証券は、祝日で企業の夏休みが長期化していたことを考慮すれば、善戦との印象と指摘した。

  ローム(6963):4.2%高の5010円。8月売上高は前年同月比0-5%増、このうちモジュール事業は同20-25%増となった。ゴールドマン・サックス証券ではモジュール事業が想定以上と評価し、今期以降の業績予想を増額修正。目標株価を4800円から4850円に引き上げた。投資判断は「中立」継続。

  ピーシーデポコーポレーション(7618):6%安の655円。東海東京調査センターでは8月売上高が大幅減収となった要因は、ウインドウズ10無償アップグレード関連、一連の契約解除に関する事態の影響の2つと分析。セグメント別のサービス売上高は、ストックビジネスのため8月は増収となったものの、今後事態の収束に時間がかかり、販促自粛による新規獲得減少や解約率の増加が継続すると、長期的な成長力に影響が出てくるだろうと指摘した。

東証内の株価ボード

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  クミアイ化学工業(4996):5.3%安の522円。大和証は投資判断を「買い」から「中立」へ下げた。畑作用除草剤「アクシーブ」の販売が急減速していると指摘、米国での穀物市況下落で農薬需要が高価格帯から低価格帯へシフトしていることなどが要因と分析した。業績予想を減額した。

  バラスト水処理関連:三浦工業(6005)が6.2%高の2020円、タクミナ(6322)が16%高の1080円、寺崎電気産業(6637)が3%高の644円など。野村証券では、バラスト水管理条約の発効要件が8日に満たされ、同条約の発行日は17年9月8日になると指摘。今後はバラスト水処理装置搭載が義務になるとして、三浦工など関連メーカー、タクミナや寺崎電気などバラスト水処理関連機器メーカーを関連企業として挙げた。

  シーズ・ホールディングス(4924):1.3%安の2655円。17年7月期営業利益は前期比7.2%減の76億円の見通し。全社の基幹システムの入れ替えやEC(電子商取引)システムの切り替えで一時的なシステム費用が7億円増加することなどが響く。

  マブチモーター(6592):2.1%高の5410円。SMBC日興証券は投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を5600円から6600円に引き上げた。パワーウインドー用モーターのシェア拡大が従来想定より加速し、2019年12月期には過去最高益の更新が視野に入ってきたと分析。17年12月期営業利益予想を222億円から225億円に、18年12月期を250億円から261億円に上方修正した。16年12月期は会社計画と同じ218億円を想定。

  日本金銭機械(6418):4.1%高の1285円。岩井コスモ証券は投資判断を新規に「中立プラス」とした。一昨年に傘下に収めたプリンター事業が想定を上回って業績に貢献、欧州市場の開拓が順調に進んでいると分析。一方、コスト面の合理化効果や従来事業との相乗効果が表面化しそうとし、17年3月期の営業利益を18億円(会社計画は前期比14%増の17億円)と予想、来期は22億円を見込んだ。目標株価は1400円。

  亀田製菓(2220):5.7%高の5400円。大和証券は投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始した。北米を中心に海外事業の収益性改善が見込まれる上、国内はブランドの集約と製造原価低減で営業利益の拡大が続くと想定。17年3月期営業利益を62億9000万円(会社計画60億円)、来期は74億3000万円と予想した。目標株価は6000円。

  SRAホールディングス(3817):4.7%安の2133円。子会社SRAの8月売上高は前年同月比18%減だった。

  バンダイナムコホールディングス(7832):2%高の2996円。SMBC日興証券では業績予想を増額するとともに目標株価を3000円から3800円に引き上げた。ネットワークコンテンツのけん引によって業績成長は再び加速するとし、収益構造変化を反映してPERのディスカウントも解消すると予想した。投資判断は「アウトパフォーム」継続。

  田辺三菱製薬(4508):2.2%高の2045円。野村証券は目標株価を1930円から2200円に変更した。リウマチ関節炎治療薬「Remicade」など既存製品、「edaravone」や「MT-1303」のパイプライン製品の競争力は従来想定より高いと指摘。17年3月期営業利益予想を737億円から750億円(会社計画は755億円)、来期を693億円から724億円に増額した。投資判断は「中立」継続。

  ツムラ(4540):2.3%高の2831円。8月単体売上高は前年同月比7.7%増だった。6-7月はマイナスで推移していた。クレディ・スイス証券では、公表ベース、実売ベースともに社内計画をやや上回るペースで推移しているようだとした。

  シーアールイー(3458):7.7%高の2932円。16年7月期営業利益は前の期比85%増の43億8600万円だった。物流投資事業で久喜、羽生など自社開発物件の売却が進展、アセットマネジメント事業でのフィー堅調も寄与し、売上高が3割以上増えた。17年7月期営業利益は1.9%増の見込み。10月末の株主対象に1株を2株に分割することも発表した。

  免疫生物研究所(4570):1.9%高の860円。13日午後、筋ジストロフィーなどの筋疾患や筋肉の損傷などを尿で測定する研究用試薬「Titin-N fragment Assay Kit - IBL」の製造・販売を開始すると発表。

  ファーマフーズ(2929):11%高の440円。16年7月期営業損失は4600万円と、従来想定の6300万円から赤字が縮小したもよう。アミノ酸の一種で、発酵食品由来のギャバ(GABA)など機能性素材事業や通信販売事業の堅調で売上高が1.8%上振れたことが寄与した。

  ミクシィ(2121):2.8%安の3605円。クレディ・スイス証券では目標株価を4900円から4200円へ下げた。ゲーム「モンスターストライク」の成長に鈍化が見られ、業績の縮小懸念が増していると指摘。17年3月期の連結営業利益予想を956億円から811億円(会社計画は前期比16%減の800億円)、来期を831億円から614億円に減額した。投資判断は「中立」を維持。

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