米国債:利上げ観測がやや下火に、当局者はブラックアウト期間に

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12日の米国債市場では、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利上げ見通しに対する疑問が強まっていることが示唆された。

  ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事はこの日、金融政策の引き締めに当たっては慎重さを維持する必要があるとの認識を示した。一部トレーダーは来週の利上げが示唆されるとみていたことから、予想外の内容として受け止められた。ブレイナード理事の講演は予定されているものとしては、21日のFOMC声明を控えたブラックアウト期間に入る前の最後の当局者発言となった。同理事の発言後、9月利上げ確率は22%に低下した。発言前は28%だった。この算出は利上げ後の実効フェデラルファンド(FF)金利が新たな政策金利レンジの中央値になるとの仮定に基づいている。

  RBSセキュリティーズの米金利ストラテジスト、ブレーク・グウィン氏は「過去数週間で誰もが非常にタカ派的になっていた」と述べ、「FOMC会合を控えて9月利上げの方向で落ち着いたわけでは決してない」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前週末比約1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて1.66%。同年債価格(表面利率1.5%、償還期限2026年8月)は98 1/2。

カンザスシティー連銀シンポジウムが開かれたジャクソンホールのロッジ

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  財務省はこの日、3年債(規模240億ドル)と10年債(同200億ドル)の入札を実施。同時に2種類の利付債の入札を実施するのは珍しいとBMOキャピタル・マーケッツのアーロン・コーリ氏が指摘した。

  投資家の需要を測る応札倍率は10年債入札が2.35倍、3年債入札では2.77倍と、いずれも過去10回の平均値を下回った。

原題:Bond Traders Left Doubting Rate Hike as Fed Speakers Go Silent(抜粋)

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