欧州債:続落、アビバやアバディーンは本格的な下落局面入りを否定

12日の欧州債市場ではユーロ圏加盟国の国債が売られ、ドイツ債利回りは英国の欧州連合(EU)離脱選択以降で最高の水準に上昇した。ただ、アビバ・インンベスターズやアバディーン・アセット・マネジメントはこの下げが本格的な売りに発展する公算は小さいとみている。

  ドイツ10年債は3日続落。欧州全域で株安となる中、イタリア債利回りも上昇した。

  アビバ・インベスターズの金利責任者、チャールズ・ディーベル氏は12日、ブルームバーグとのテレビインタビューで「経済成長は低く、今後も低成長にとどまる見通しだ。インフレは実際のところ問題ではない」と指摘。「債券が売り込まれる環境ではない。バリュエーションが比較的高く、調整を経るのかもしれないが、大型の弱気相場の始まりになるとは考えていない」との見方を示した。

  またアバディーン・アセット・マネジメントのルーク・ヒックモア氏は「恐らく金融緩和の効果が切れつつある兆しだろう」としつつ、「各国政府がインフレに重大な違いを生み出すほどの大型の財政刺激策を実施するのは実際難しい。従って現在は債券市場の新たな混乱の始まりではなく、大したことなく終わるだろう」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のプラス0.037%。一時は11週ぶりの高水準となる0.059%を付ける場面もあった。2026年8月償還債(表面利率ゼロ)の価格は0.269下落し99.633。

  イタリア10年債利回りは3bp上昇の1.28%。同国債利回りは9日も9bp上昇していた。

原題:Bond Selloff Extends Yet Aviva, Aberdeen See No Imminent Rout(抜粋)

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