欧州株:3日続落、モルガン・スタンレーは下落局面の幕開けを警告

12日の欧州株式相場は下落し、指標のストックス欧州600指数は3日続落となった。中央銀行が経済成長を促す目的での金融政策活用に消極的になったとの投資家の不安が背景にある。モルガン・スタンレーは先週始まった株式相場の乱調について、より深刻な下落局面の幕開けである可能性が高いと警告している。

  アンドルー・シーツ、ファニキラン・ナラパラジュ両氏を含むモルガン・スタンレーのストラテジストは11日付のリポートで、経済指標やクロスアセットの指標はユーロ圏の「下降局面」入りを示唆しており、そうなるとリスク資産はアンダーパフォームする傾向があると指摘した。

  指標のストックス欧州600指数は前週末比1%安の342.23で終了。一時は2%安となる場面があった。業種別ではすべてマイナスに沈んだ。

  バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラルフ・ツィマーマン氏は「ファンダメンタルズの改善がなかったにもかかわらず、英国の欧州連合(EU)離脱選択以降に市場はかなりの反発を果たしていた。この下落は時間の問題にすぎなかった」と述べた。

  この日は過去2カ月にわたり上昇を続けていた銀行株が約1カ月ぶりの大きな下げを記録。HSBCホールディングスが2.2%安と売られ、指数を押し下げた。ギリシャ、イタリア、スペインの銀行株も大幅に下落し、それぞれの国の主要指数が大幅安となる元凶になった。この3カ国のアテネ総合、FTSE MIB、IBEX35の各指数はいずれも1.7%前後の下落。

  業種別では鉱業株の下げも大きく、アングロ・アメリカン、BHPビリトンは商品安につられそれぞれ3%前後下落した。

原題:Morgan Stanley Sees Possible Downturn as European Stocks Retreat(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE