米アトランタ連銀総裁:利上げについて今月FOMCで真剣な議論を

  • 成長は7-9月に加速している-ロックハート総裁
  • ミネアポリス連銀総裁は利上げ急がず-インフレの弱さで

アトランタ連銀のロックハート総裁は、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げについて「真剣な議論」を望む考えをあらためて示した。

  同総裁は12日アトランタで、「供給管理協会(ISM)の数値など最近の幾つかの弱い月次データにかかわらず、現時点の環境は利上げをめぐる真剣な議論を正当化すると考える」と述べた。

  一方、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は同日、米CNBCとのインタビューで、利上げに緊急性があるとは思わないとし、コアインフレ率の一段の上昇を待ちたい考えを示した。

ロックハート総裁

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ロックハート総裁は全米企業エコノミスト協会(NABE)での講演で、「今年前半の比較的弱い成長の後、下期はより強くなると予想している」と語った。アトランタ連銀の9日時点の推計によると、7-9月(第3四半期)の成長率は3.3%だった。

  同総裁はまた、米経済は完全雇用に向けて「前進している」との認識を示した。2%の目標に向けたインフレの動きは停滞したかもしれないとも述べた。
 
  「インフレ指標は全体としてディスインフレやデフレを示唆してはいないものの、横ばいのトレンドラインは目標を十分に下回っている。私の考えでは、この差はささいなものとは思えない。難しい状態だと思う」と語った。

  「基本シナリオ」はインフレ率が上昇するというもので、そのような見通しに自信を持つ根拠はあるとした上で、景気が長期的に停滞するというもう一つのシナリオの可能性も排除できないと付け加えた。

原題:Fed’s Lockhart Urges Serious Discussion of Rate Hike This Month(抜粋)

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