アジア・太平洋株式サマリー:香港H株急落、上海とインドも大幅安

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  12日の香港株式市場で中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は7カ月ぶりの大幅下落。金融株を中心に売られた。年内の米利上げ観測が高まり、これまで世界の株式の中でも大きく上昇してきた香港株を押し下げた。

  H株指数は前週末比4%安の9654.08と、2月11日以来の大きな下げで終了。指数は前週末の9日に2月の安値から34%上昇し、相場の勢いを示す指標が2015年4月以来の高水準に達していた。中国人寿保険(2628 HK)が5.6%下げ、中国建設銀行(939 HK)は5.4%値下がり。ハンセン指数は前週末に付けた約1年ぶり高値から3.4%下落して引けた。

  招銀国際証券の蘇沛豊ストラテジスト(香港在勤)は「投資家は米利上げを懸念している」と指摘。「ここ数カ月にわたり、各国・地域の中央銀行が金融緩和を継続し、米国の低金利が続くとの観測から、香港市場は大半の市場を上回るパフォーマンスとなっている。そのため、香港は利上げ懸念には特に神経質だ」と述べた。

  中国本土市場の上海総合指数は前週末比1.9%安と、6週間ぶり大幅安で終了。過去に当局が買い支えに動いた水準である3000に近づいた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  12日のインド株式相場は下落。指標のS&P・BSEセンセックスは約3カ月ぶりの大幅安となった。世界的な株安の流れに追随したほか、米国が利上げをすれば新興市場への資金流入が抑えられるとの懸念から売られた。銀行と素材株が安い。

  センセックスは先週付けた1年半ぶり高値から2.4%下落した。世界の中央銀行が景気刺激策の引き揚げに向けて準備しているとの懸念から、この日の欧州株とアジア株は英国の欧州連合(EU)離脱選択後以来で最大の下げ。

  タタ・スチールはセンセックス構成銘柄中で最大の下落。市場の取引終了後に発表した決算によると、第1四半期損失が拡大した。イエス銀行は5.6%安となり4営業日での下げが16%に達した。

  センセックスは1.5%安の28353.54で終了した。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比2.2%安の5219.61。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前週末比2.3%安の1991.48。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  台湾の加権指数は前週末比1.2%安の8947.06。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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