ヘッジファンド資金流出、著名ファンド狙い撃ち-機関投資家心変わり

  • 機関投資家がヘッジファンド投資を敬遠、リターン低迷で
  • ペリー・キャピタルの資産は2015年9月から60%減少

大規模で知名度の高いヘッジファンドが顧客資金の流出に見舞われている。

  28年前にヘッジファンドを設立したリチャード・ペリー氏のペリー・キャピタルの運用資産は40億ドル(約4100億円)と、昨年9月の100億ドルから急減した。

  資産が流出しているのはペリー氏ばかりではない。ジョン・ポールソン氏のファンドの運用資産も2011年から減少傾向にあるが、今年はさらに15%減った。ダン・オク氏のオクジフ・キャピタル・マネジメント・グループの資産は392億ドルと年初の446億ドルを下回っている。

  ヘッジファンド・リサーチのデータによれば、ヘッジファンド投資家は今年1-6月に233億ドルを引き揚げた。これは金融危機以降で最大。2兆9000億ドル規模の業界全体にとっては1%に満たないが、資金流出は大規模ファンドに集中した。過去10年、ヘッジファンドに資金を配分した年金基金などの機関投資家は著名ファンドを選んで投資したが、リターン低迷を受けてこの資産クラスを敬遠しつつある。

  ペリー氏は08年まで通年成績がマイナスになったことがなかったが、同年は旗艦ファンドで28%の損失を出し、その後は通年でのプラス成績が4回しかない。

  オクジフの運用資産は今年12%減少。アフリカでの贈賄疑惑があるほか、主要ファンドでの年初からの運用成績もわずか0.4%のプラスとさえない。

  ポールソン氏の会社は5年前のピーク時の380億ドルから運用資産が3分の1以下になり、今年に入ってからは22億ドル減少した。

  3社の広報担当者はコメントを控えたか、電話取材に返答していない。

原題:Perry, Paulson and Och-Ziff Stung by Outflows Hitting Big Funds(抜粋)

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