米10年債は売り、超長期と短期債に比べ割高-モルガンS

  • 10年債価格は先週末に4カ月ぶり低水準に下落
  • 米利上げは年内ないとみて、5年債は引き続き買いを勧める

モルガン・スタンレーは超長期債、短期債との比較で、米10年国債を売る時期が到来したとみている。10年債の価格は先週末に4カ月ぶり低水準に下がった。

  同社によれば、米国債の利回り曲線の形状を取引するバタフライスプレッドに照らすと、2026年償還債は3年債や30年債に対して割高に見える。一方でモルガン・スタンレーは米金融当局が年内利上げを見送るとみて、米5年債に強気の見方を変えていない。米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週開催だが、金利先物が示唆する年内利上げの確率は60%。

  マシュー・ホーンバック氏率いるモルガン・スタンレーのアナリストは9日の顧客向けリポートで、「米当局の動きに対し5年債のロング(買い持ち)を維持し、ヘッジで10年債を売れ」とし、「年内の米利上げにわれわれは引き続き懐疑的で、市場が示唆する確率は50%を下回るべきだと考える」と付け加えた。

  米10年債利回りは日本時間12日午前10時40分現在、前週末比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.66%。先週末は2日間の値下がりとしては7月以来の大きさとなり、利回りは14bp上昇。3年と10年、30年物のバタフライ・スプレッドは終値ベースで2.77bpとなり、10年債は5月10日以来の安値となった。

原題:Cheapest Treasuries in Four Months Too Costly for Morgan Stanley

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