米国株急落、ローボラティリティETFも容赦せず-金利動向影響も

  • 「S&P500ロー・ボラティリティ」は3%近い下げ-9日の取引
  • 金利の方向に敏感になり得るというのが1つの特徴-カリバス氏

英国民が欧州連合(EU)離脱を選択してから最も大きく相場が下落した9日の米株式市場では、変動を最小限に抑えるよう設計された上場投資信託(ETF)もその影響を免れなかった。

  ローベータのETFは市場全体より大きく値下がりした。パワーシェアーズの「S&P500ロー・ボラティリティ」のポートフォリオは同日、3%近く下落。iシェアーズの「エッジMSCIミン・ボルUSA」ETFは2.7%安と、1日の下げ率としてはここ1年余りで最大となった。S&P500種株価指数は2.5%安だった。

  マクロ・リスク・アドバイザーズのヘッドデリバティブ(金融派生商品)ストラテジスト、プラビット・チンタウォングバニッチ氏は、「ある種の定義として高配当・低成長株はこれまでそれほど変動が大きくないとされていたが、本当にそうなのかはそれほど確かでない」と述べた。

  インベスコのパワーシェアーズETF部門でシニア商品ストラテジストを務めるニック・カリバス氏は、「低いボラティリティとされる銘柄の特徴の1つは金利の方向に敏感になり得るということだ。金利上昇が始まるトレンドなら、一般的にその初期段階でローボラティリティ銘柄はアンダーパフォーマンスとなる」と指摘した。

原題:Low-Volatility Funds Got Volatile as U.S. Stock Market Sold Off (抜粋)

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