韓進海運の破綻で運賃上昇、新たな顧客獲得-マースクライン

  • 短期的にはプラスだが、長期的に運賃がどうなるかが問題
  • マースクラインの東西ネットワーク責任者にインタビュー

コンテナ海運世界最大手のマースクラインは、韓国の韓進海運の破綻以降、短期的な運賃上昇と新規顧客の流入を目にしている。

  マースクラインの東西ネットワーク担当責任者、クラウス・ルド・サイリング氏は電話インタビューで、「運賃の市場で反応を目の当たりにしていることは間違いない。問題は長期的に運賃がどうなるかだ。短期的にはこの影響はプラスだが、中長期的に運賃に影響を及ぼし得る要因は数多くある」と語った。

  韓国海運最大手の韓進海運は最近、ソウル中央地裁に法定管理を申請。同社の一部の船が米欧やアジアで入港を許されず、海上で立ち往生する事態が続いていた。

  米破産裁判所は9日、連邦破産法15条に基づき、韓進海運が債権者による資産差し押さえを回避できる措置を取った。これにより、同社はカリフォルニア州ロングビーチ港での荷降ろしが可能になった。10日には筆頭株主の大韓航空の取締役会が韓進海運への600億ウォン(約55億円)の支援を承認した。

  サイリング氏は「当社のところに来ている顧客からは、安定したパートナーを求めているとの声が聞かれる。われわれのところに来ているのは、当社の財務が強いからだ」と語った。

  マースクラインは、デンマークの複合企業A・P・モラー・マースクのグループ会社の一つ。

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