小麦は下落局面終了の兆し見えず-世界在庫は過去最大に膨らむ見通し

  • ヘッジファンドによる値下がり見込む売越残高は過去最大
  • 小麦先物相場は4カ月連続で下げ、2006年以来の安値付ける

ヘッジファンドは、小麦相場の下落が当分終わりそうにないと予想している。相場は10年ぶりの安値まで下げた。

  米政府のデータによれば、世界の小麦在庫は4年連続で増加する見通し。供給が潤沢であるため、資産運用会社による売越残高は過去最大となっている。

  小麦先物相場は4カ月連続で下落し、8月末に2006年以来の安値を付けた。欧州での降雨で農地がぬかるみ相場が底を打つとの見方が出ていたが、米国とロシアで豊作となっているため他地域の収穫の減少分を埋め合わせる見通しだ。ブルームバーグの調査によれば、米農務省は12日、世界の在庫見通しを引き下げると予想されているが、依然として過去最高となる見込み。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が9日発表したデータによれば、ヘッジファンドなど大口投機家による小麦の先物とオプションの売越残高は、6日終了週に13万2577枚と、データ集計が始まった06年以降で最大となった。昨年8月から売り越しとなっており、過去最長。

原題:No End for Wheat Rout With World Stockpiles Ballooning to Record(抜粋)

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