【ECB要人発言録】政策は有効、追加措置は当面不要-ドラギ総裁

9月5日から11日までの欧州中央銀行 (ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<9月9日>
クーレ理事(ブラチスラバで開催されたユーログループ会合後の記者会見で):欧州経済には世界的な不確実性に対する回復力がある。金融支援の維持がなお必要だ。

リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁(リガでの記者会見で):量的緩和プログラムの検証について、忍耐強く待たなければならない。担当委員会の作業は12月までかかり、その後これが必要なのかどうか、この構成を修正するのか判断する。

<9月8日>
ドラギ総裁(政策決定後の記者会見で):現時点までで入手可能なデータは政治的、経済的不確実性に対するユーロ圏経済の耐久力を示唆している。実質GDPは緩やかだが着実なペースで拡大が続き、ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月、2016年6月時点のスタッフ予測に沿って段階的に上昇すると予想している。行動する決定を正当化できるほど重大な変化はなかったというのが当局の判断だ。

成長見通しについて議論したが、(資産購入プログラムの延長など)そのほかの協議はしなかった。ECBの金融政策は有効だ。現行措置をインフレ率がECBが目指す水準へと持続的に調整する軌道に乗るまで実施し続ける決意において政策委は全員一致している。

重要なのは3月に決定したプログラムを新たな金利環境の中で実践できるようにすることだ。政策委員会は購入プログラムのスムーズな実行を確実にするための選択肢の評価を関連の委員会に指示した。委員会は全権を持って、プログラムの再設計における全ての選択肢を検討する。

<9月5日>
ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ブラチスラバでの会議に向けた文書で):(金融政策は)非伝統的手段が用いられる状況にある中で、短期金利が下限に近づいていても、われわれの考える以上に効力があると分かった。ただ、この実効下限が具体的にどこなのかについては議論の余地がある。

ビスコ・イタリア中銀総裁(スロバキアのブラチスラバでの会議に向けた文書で英国のEU離脱決定について):最終的に欧州を築き上げている政治力に大きな影を落とし、経済・通貨統合を成し遂げようとする意思も弱めかねない

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