欧州株:下落、トレーダーは先行き値動きの荒い展開に備え

9日の欧州株式相場は下落し、指標のストックス欧州600指数は1カ月ぶりの下げ幅を記録した。4月以来の高値に押し上げた最近の楽観は後退し、域内ファンドからの資金流出が加速した。

  ストックス欧州600指数は1.1%安で取引を終えた。週間でも1.4%安。欧州株は小動きが続いているが、トレーダーらは先行き値動きが激しくなる展開に備えている。Vストックス指数に対する3カ月先のボラティリティ先物は2013年以来の高水準にある。

  ノッツ・ストゥッキ(ジュネーブ)のファンドマネジャー、ピエール・ムートン氏は「過去2カ月にわたった力強い上昇相場を経て、今後はボラティリティが上昇する。ECBの会合は終わったが、イタリアの国民投票や米大統領選など投資家を神経質にさせるイベントが数多く控えている」と語った。

  この日は業種別指数、西欧市場の主要指数のほとんどが下落した。英FTSE100指数は1.2%安、フランスCAC40指数は1.1%安。年初来の下げを解消したばかりのドイツDAX指数も1%安と売られ、年初からの騰落率は再びマイナスに陥った。ポルトガルやアイルランドの株価指数も大きく下げた。

  一方、ドイツ銀行は4.1%高。住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる米司法省の調査が決着に近づいていると報じられ、好感された。

原題:European Stock Bulls Retreat as Traders Bet on More Swings Ahead(抜粋)

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