【個別銘柄】原油関連上昇、昭電工高い、アダストリやラウンドワ下落

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9日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  原油関連株:国際石油開発帝石(1605)は前日比2.4%高の870.5円、石油資源開発(1662)は2.3%高、コスモエネルギーホールディングス(5021)は5.2%高など。先週の米原油在庫が1450万バレル減少と過去17年で最大の減少幅だったことを受け、8日のニューヨーク原油先物10月限は前日比4.7%高の1バレル=47.62ドルで終了した。

国際帝石

Photographer: Robert Gilhooly/Bloomberg News

  昭和電工(4004):5%高の1328円。SMBC日興証券は目標株価を1150円から1370円に引き上げた。2016年12月期の通期計画を下方修正したことで当面の悪材料が出尽くしたとするほか、半導体特殊ガスや電池材料など小粒ではあるが新たな収益源が台頭しつつあると評価。同証による今期営業利益予想を260億円から会社計画と同じ300億円、来期は290億円から370億円に増額した。

  アダストリア(2685):3.3%安の2263円。いちよし経済研究所は投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。ファッショントレンドの停滞や消費者の節約志向などから17年2月期業績は会社計画を下回ると予想した。今年は残暑が厳しく秋物の本格化も遅れているなどとも指摘し、182億円と試算していた17年2月期営業利益を157億円(会社計画170億円)に減額。フェアバリューは5400円から2900円に変更。

  ラウンドワン(4680):6%安の680円。8月の既存店売上高は前年同月比4.6%減だったと8日に発表した。前年と比較して土日祝日数が1日少なかったほか、異常猛暑だったことが響いた。また、オリンピック開催や7月下旬に配信されたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」などの影響も受けた。

  ヨロズ(7294):5.4%高の1468円。発行済み株式総数の4.04%にあたる100万株、金額で20億円を上限に自社株買いを実施すると発表。期間は14日から来年3月13日まで。

  ジオスター(5282):2.8%高の921円。17年3月期営業利益予想を16億5000万円から前期比79%増の20億円に上方修正した。鋼材加工製品などの売り上げが伸びるほか、原価低減施策によって売上総利益率が改善する見通し。

  建機株:日立建機(6305)は4.5%高の1997円、コマツ(6301)は1.6%高の2311円など。野村証券の8日付リポートによると、中国工程機械工業会が発表した中国の油圧ショベル販売統計で8月の需要台数は前年同月比53%増と、7月の同18%増から増勢が強まった。例年8月は前月比減少か横ばい程度の場合が多い点を踏まえると、ことしは前月比では25%増と強かったと評価した。

  コナカ(7494):4.7%安の486円。9日正午に16年9月期の営業利益計画を32億円から23億3300万円に下方修正すると発表した。夏のクールビズ商品が想定に届かず、レディースのシューズなども苦戦、前期比では増益率が44%から5%に縮小する。

  トレジャー・ファクトリー(3093):3.1%安の925円。8日に発表した8月の既存店売上高は前年同月比10%減だった。台風上陸などの不安定な天候要因と休日が前年よりも1日少なかったことが影響して家電や衣料などが振るわなかった。

  スバル興業(9632):1.7%高の409円。8日に発表した2-7月期営業利益は前年同期比45%増の14億6800万円だった。主力の道路事業は既存工事の増工や原価管理徹底によるコスト削減が寄与し増収増益を確保。レジャー事業は有楽町スバル座での映画興行が好調だった。また、発行済み株式総数の1.53%にあたる40万株、金額で1億6000万円を上限に自社株買いも行うと発表した。

  シーイーシー(9692):4.9%高の1766円。8日に発表した2-7月期営業利益は前年同期比5.1%減の16億5700万円だったが、このうち5-7月期については13%増の8億7200万円となった。いちよし経済研究所は、IoT(モノのインターネット)の進展など工場自動化の支援需要は継続するとし、同経研による17年1月期営業利益予想を34億円から会社計画と同じ34億5000万円に増額した。

  ジーエヌアイグループ(2160):26%高の216円。線維症治療薬アイスーリュイで、結合組織疾患を伴う間質性肺疾患治療薬としての2つの適応症について、中国国家食品薬品監督総局から第3相臨床試験から開始できる承認を得たと8日に発表した。
 

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