欧州株:下落、ドラギECB総裁が当面の追加緩和の必要性を否定

8日の欧州株式相場は下落。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加緩和は当面必要ないとの考えを示し、売り優勢となった。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.3%安の349.32で終了。ドラギ総裁が金利据え置きを決定したこの日の会合で、債券買い入れ策の延長は議論しなかったと明らかにしたことで、同指数一時1.2%安となった。だが米原油在庫が予想以上に減少したことから原油価格が上昇、これに伴って株価は終盤に下げ幅を縮小した。

  英ジェラーズ・クロスを拠点とするハッシウム・アセット・マネジメントのヨギ・デワン最高経営責任者(CEO)は「この日のドラギ総裁にもう少しの刺激策や、少なくとも量的緩和の延長を期待していた向きは多かった」と指摘。「結局のところ欧州経済は芳しい状態になく、インフレ見通しはさえず、政治リスクも多い。ドラギ総裁がこれほどタカ派になるのは極めて異例で、米当局の動きから手がかりをつかもうとしているようだ。全員が様子見だ」と続けた。

  業種別では、原油価格の上昇につれてエネルギー株が反転上昇。英BPやイタリアのENIがこの動きを主導した。ユーロ高で輸出企業の利益が圧迫されるとの見通しから自動車株は下落。ダイムラーやBMWが売られ、ドイツのDAX指数は西欧市場の中で下げが目立った。

原題:European Shares Fall as Draghi Plays Down Need for More Stimulus(抜粋)

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