ECB、金利と量的緩和の現状を維持-景気回復に差し迫った脅威なし

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  • 中銀預金金利はマイナス0.4%で据え置き
  • QEの技術的調整の有無に注目

欧州中央銀行(ECB)は8日、3つの政策金利の据え置きと量的緩和(QE)プログラムの現状維持を発表した。英国の欧州連合(EU)離脱選択などからのリスクもユーロ圏の景気回復に対する差し迫った脅威ではないと判断した。

  政策委員会は主要政策金利であるリファイナンスオペの最低応札金利を0.00%で据え置くことを決めた。下限政策金利である中銀預金金利はマイナス0.4%、上限政策金利の限界貸出金利は0.25%で維持した。金利は長期にわたり、また資産購入の終了後も当分、現行またはそれ以下にとどまるとの見通しを示した。

  資産購入規模は月額800億ユーロ(約9兆1900億円)で現状維持。少なくとも2017年3月まで実施し、必要に応じその後も継続すると確認した。いずれにしても、インフレ率が中銀の目指す方向に沿った軌道で持続的な調整が認められるまで続けると表明した。

  この後開かれるドラギ総裁の会見では、QEプログラムの技術的調整について発表があるかに注目が集まる。調整は債券購入の期間延長に向けた準備を示唆する。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストの大半は年内に期間延長が発表されるとみている。  

原題:ECB Keeps Stimulus Unchanged in Sign Economic Risk Muted for Now(抜粋)
ECB Leaves All Three Rates Unchanged、MORE: ECB Keeps Asset-Purchase Program at EU80b/Month

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