ボラティリティ失った中国株、昨年とは様変わり-1%未満の変動続く

  • 上海総合指数の終値ベースの変動、17日連続で1%未満にとどまる
  • 今は市場で取引するのが難しいと精熙投資管理の王征氏

中国株式市場では当局の影響力が大きい。このため、トレーダーにとっては取引が難しい状況になっている。

  中国本土株の指標、上海総合指数の1日当たりの変動が終値ベースで1%未満にとどまる状態が17営業日連続で続いている。中国株式市場の誕生からちょうど10年が経過した2001年以来のことだ。売買は昨年のピーク時に比べて76%減少し、ボラティリティ(変動性)の指数は2年ぶりの低水準まで下がっている。

  株式相場の変動が小さくなっているのは世界の他国・地域も同様だが、中国の場合、昨年の5兆ドル(現在の為替レートで約508兆円)相当の時価総額を失った株価急落を受け、相場安定を目指す当局の極端な介入によるものだ。精熙投資管理によると、政府支援ファンドは上場企業の株式をかなり保有しており、同ファンドが保有株を減らそうとすればより幅広い売りを呼び、再び介入する構図が繰り返される可能性がある。

  精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO、上海在勤)は、「今は市場で取引するのが難しくなっている」と説明。「『ナショナルチーム』が非常に深く関わっている。その主な目的は上下双方向で相場の行き過ぎた変動を防ぐことだ。株式相場が上抜けそうで、株式を買って上昇を待つ時があっても、その勢いが突然止まってしまう可能性もある」と指摘した。

原題:China Stocks Most Subdued Since 2001 as State Grip Stifles (1)(抜粋)

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