香港で人民元の銀行間金利、急上昇-中国中銀の介入観測強まる

香港金融市場で8日、中国人民元の翌日物借り入れコストが急上昇し、7カ月ぶりの高水準に達した。元下落に賭ける取引を抑制するため、中国人民銀行(中央銀行)が市場に介入しているとの観測がある。

  香港の財資市場公会(TMA)のデータによれば、人民元の香港銀行間取引金利(HIBOR)翌日物は前日比3.88ポイント上昇の5.45%と、2月以来の高水準となった。1週間物は2.09ポイント上昇の4.06%。

  みずほ銀行は、20カ国・地域(G20)首脳会議が終わったことで中国当局が人民元の下落を容認するとの観測が市場にあり、それを受けて人民銀が元下落制御のためにオフショア人民元市場の流動性を引き締めている可能性があると指摘した。人民銀は1月、元下落に賭ける投機的取引に対抗しようと、オフショア人民元の借り入れコストを記録的な高水準に引き上げた。

人民元の紙幣

Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

  みずほ銀の外国為替ストラテジスト、張建泰氏は「中国当局が1月に仕掛けたことを再び行っている可能性がある。流動性を引き締め、元を弱気にみる投機的取引に対抗する措置だ」と指摘。「G20会議後に元は下落すると誰もが話していた。中国はそれに対応しているかもしれない」と分析した。

原題:Yuan Intervention Bets Intensify as Offshore Loan Rates Surge(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE