アップル、中国での形勢逆転望み薄か-「iPhone7」新味乏しく

  • 最新機種は大幅なデザイン変更なし、手頃な価格でもない
  • 「6」に比べて中国市場での反応は鈍い可能性

アップルは中国で再び大成功する必要に迫られているが、7日発表した新型「iPhone(アイフォーン)7」はヒット商品にはならないかもしれない。

  スマートフォン市場で世界最大の中国市場でシェア首位奪回を目指すアップルは、主力商品アイフォーンの最新機種に望みを託している。しかし、ここ数年の新機種とは異なり、アイフォーン7には中国の消費者にとって目新しい特徴がほとんどなく、「SE」や「5C」のような比較的手頃な価格でもない。一目見ただけで最新機種と分かるような大幅なデザイン変更や新しいカラーもない。

  新機種はカメラ性能やプロセッサーの処理速度の向上、バッテリー寿命の延長、防水・防塵(ぼうじん)機能が特徴。本体サイズや形には大幅な変更はない。このため最新機種は2014年発売の「アイフォーン6」に比べて、中国市場での反応は鈍い可能性がある。アップルは「アイフォーン6」発売後に一時、中国市場でのシェアが首位に浮上したが、その後は華為技術やOppoなどの地元企業に押されている。

  IDCのアナリスト、ジン・ディ氏は「カラーも防水機能もあまり大きな特徴ではない」と述べ、アイフォーンに対する「期待をわれわれは引き下げた。アップルは良いユーザー体験を生み出せず、スマートフォンに新たな技術革新をもたらせないからだ」と述べた。

  アップルに電子メールや電話で取材を試みたが、現時点でコメントは得られていない。

  

原題:Apple’s Latest iPhone May Not Turn the Tide in China(抜粋)

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