原油増産凍結の鍵握るイラン、生産は制裁前水準にとどまらない可能性

  • イラン、新規油田に重点置き外国企業との契約に基づいて増産へ
  • 2-3年以内に生産量を日量500万バレルに引き上げることを目指す

石油アナリストらは、イランの産油量が経済制裁前の水準に戻る前に同国がどれほど産油量を増やす必要があるかを予想しようと、さまざまな生産統計を調査している。増産幅によっては、サウジアラビアとロシアによる増産凍結計画にイランも参加することになる可能性がある。だが、全ての前提は最初から間違っているのかもしれない。つまり、イランはもっと大幅に生産を増やすと予想される。

  イランは引き続きイラクとの国境沿いの油田での新規生産を増やしている。イランは新たな重質輸出油種「ウェストカルーン」の生産を年末までに日量25万バレル増やし、3年以内に70万バレルとすることを目指している。長期的な増産は、外国の石油会社との新規契約に基づくものだ。イランは早ければ10月にも最初の応札を受け付け、2-3年以内に生産量を日量500万バレルに引き上げることを目指している。世界エネルギー研究センター(CGES)のデータによると、これは2010年時点の水準を少なくとも日量130万バレル上回り、イスラム革命に向けた動きが加速した1978年以来の高水準。

原題:Iran, Fulcrum in Oil-Freeze, Won’t Stop at Pre-Sanctions Output(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE