原油市場の痛みはさらに1年続く、供給過剰継続で-大手石油取引会社

  • アジア太平洋石油会議では業界関係者の間で弱気ムード漂う
  • 原油市場が再び均衡する時期は年初の予想より半年ずれ込んでいる

大手石油取引会社は、低迷する原油市場の回復をほとんど期待していない。

  シンガポールで開かれているアジア太平洋石油会議でインタビューした石油トレーダーと幹部15人のうち、14人が原油価格は向こう1年間、1バレル当たり40-60ドルの水準にとどまるとの見通しを示した。北海ブレント原油価格は過去5カ月間、このレンジ内で推移している。

  ソカール・トレーディングのアルズ・アジモフ最高経営責任者 (CEO)は「問題は、いったん価格が速過ぎるペースで上昇すると米国の掘削会社が生産を増やすということだ。価格は40ドルから50ドル、最高で55ドルの水準にとどまるだろう」と予想した。

  石油取引会社の大半は、原油市場が再び均衡する時期は今年初め時点の予想より少なくとも半年ずれ込んでいると指摘。イランとサウジアラビアの生産量が予想を上回っていることと、米国のシェールオイル生産の回復力を理由として挙げた。
  
原題:Biggest Oil Traders See Another Year of Pain as Glut Persists(抜粋)

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