7月経常黒字は1兆9382億円-前月に比べ黒字幅倍増も市場予想下回る

モノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、7月速報で25カ月連続の黒字となった。黒字幅は季節要因で縮小した前月に比べて比でほぼ倍増したが、市場予想は下回った。

  財務省が8日発表した国際収支統計によると、経常収支は1兆9382億円の黒字。前年同月比で8.0%増加した。前月は9744億円。ブルームバーグの調査による予想中央値は2兆733億円の黒字だった。季節調整済みでは前月比12.2%減少した。

  輸出額は15.7%減の5兆5515億円、輸入額は26.0%減の4兆9375億円で、貿易収支は6139億円の黒字となった。貿易黒字は6カ月連続。また、海外配当金や債権利子などの第一次所得収支は23.6%減の1兆6938億円と5カ月連続で減少した。

  大和総研の斉藤勉エコノミストは5日、ブルームバーグに対し、経常収支について「季節調整値で見ると黒字幅は若干縮小する」と予測。円高の進行で第一次所得収支の黒字幅が縮小傾向にあるほか、訪日外国客1人当たりの消費単価が下がっているため旅行収支の黒字幅拡大が頭打ちになってきていると分析していた。

  

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