米国株:ほぼ変わらず-S&P500種は過去最高値付近で推移

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7日の米株式相場はほぼ変わらず、過去最高値付近で推移した。強弱まちまちな経済指標を受け、市場では今後の金融政策の軌道をめぐりさまざまな見方が広がっている。

  この日は生活必需品株が6週間で最大の下げ。一方で情報技術株やエネルギー株は上昇した。ゼネラル・ミルズは大幅安。ホールフーズ・マーケットやクローガーも下げた。スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは14%安と急落。利益見通しの下方修正が嫌気された。この日新製品を発表したアップルは上昇。フェイスブックは上場来高値を更新した。

NY証取のトレーディングフロア

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて2186.15。ダウ工業株30種平均は11.98ドル安の18526.14ドル。

  グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツ(サウスカロライナ州グリーンウッド)の最高投資責任者(CIO)、ウォルター・トッド氏は「過去1週間に発表された経済データは低調だった」とし、「9月の利上げについてはやや過度に期待された部分があったが、現在では1カ月前の状況に戻った形で、年内に一度でも利上げがあるのだろうかといった疑問が広がっている」と続けた。

  サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は6日の講演で、米経済について前向きな認識を示した。7日発表された7月の求人件数は半年ぶりの大幅増となった。また地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済は7、8月に緩慢なペースで拡大した。労働市場は力強かったものの、賃金や物価にそれほど大きな上向きの圧力はかからなかった。

  7月の個人消費は力強かったものの、非製造業および製造業活動の指数や雇用の伸びが市場予想を下回ったことで、着実な経済成長に対する疑問が広がった。金利先物市場に織り込まれる9月の利上げ確率は22%。前日のISM非製造業景況指数発表前の36%から低下している。利上げ確率が50%を超えるのは12月になってからだ。

  ロバート・W・ベアード(ロンドン)の株式担当副会長を務めるパトリック・スペンサー氏は、「利上げは選択肢から外れているが、見通しはやや不透明だ」とし、「このところの経済指標を受けて人々は極めて慎重になっており、2017年も成長減速が続くと懸念している。ただデータはそれほど悪くない」と述べた。

  S&P500種の生活必需品株指数は0.9%安。一方で情報技術株指数は4営業日続伸となった。

原題:U.S. Stocks Little Changed as S&P 500 Hovers Near All-Time High(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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