日銀、「逆ツイスト・オペ」仕掛ける可能性も-エバーコアISI

  • 利回り曲線スティープ化狙い、黒田総裁指摘のリスクを軽減か
  • 利下げは今月か年内にも-エバーコアのアナリストら

日本銀行は極めて低い長期金利によるリスクを軽減するため、向こう数週間で金融緩和プログラムを恐らく修正するだろうと、エバーコアISIが予測した。

  エバーコアのアナリスト、クリシュナ・グハ氏とアーニー・テデスキ氏の分析によると、日銀は2%のインフレ目標を近く達成する可能性が低下したことを踏まえ、緩和策を長期的により持続可能な形にするよう修正するとみられている。

  日銀の黒田東彦総裁は5日、長期債利回りの低下で生じ得る悪影響について、明確に懸念を表明。今年に入り日本国債は20年物までゼロ%を付ける場面があった。総裁は長期債利回りの低下が年金基金の運用リターンを損ねるほか、景況感や経済全般に影響を及ぼす恐れがあると指摘した。

日銀本店

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  日銀は20、21の両日に開く金融政策決定会合で、金融政策の総括的な検証をまとめる。

  グハ、テデスキの両氏はリポートで「日銀は利回り曲線のスティープ化を意図しつつ、短期から中期の実質金利に対する低下圧力を維持または強め(それで円に下げ圧力をかけ)ようと、総括的な検証で金融政策のリバランスを提示するだろう」と述べた。

  利回り曲線をスティープ化させることで、日銀は「逆ツイスト・オペ」を仕掛けるだろうとし、利下げは今月または年内に実施される可能性があるとの見方を示した。

  エバーコアの副会長であるグハ氏は、ニューヨーク連銀で勤務した経験を持つ。テデスキ氏は以前、米財務省に務めていた。

原題:BOJ May Engineer a Reverse ‘Operation Twist,’ Evercore ISI Says(抜粋)

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