ドラギ総裁、改善された景気見通し発表の機逃す-英EU離脱選択で

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁には上方修正された経済見通しを示すチャンスがあったが、英国の欧州連合(EU)選択がこれを奪った。

  総裁は8日に最新の経済予測を発表するが、内容は3カ月前とほぼ同じになる見込みだ。しかし改善されない景気見通しは、英国民による6月の選択がユーロ圏の政治的リスクや銀行危機を悪化させたことを浮き彫りにする。

  英国民投票前には見通しが上方修正され現在の景気刺激措置が十分であることが確認されると示唆した当局者もあったが、今ではブルームバーグの調査に答えたエコノミストの大半が年内の量的緩和(QE)延長決定を見込んでいる。

  ユーロ圏の当局者1人が匿名を条件に述べたところによると、ECBは2016-18年のインフレ率見通しを今年6月時点の予想から変更しない。向こう2年の成長率見通しは若干引き下げられるという。ECB報道官は予測についてコメントを控えた。

原題:Draghi Set to Tell Tale of Stimulus Undercut by Brexit Woes(抜粋)

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