きょうの国内市況(9月7日):株式、債券、為替市場

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●日本株反落、米ISM非製造業の悪化と円高嫌気-金融、素材中心安い

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  東京株式相場は反落。非製造業活動指数の鈍化を受け米国景気に対する懸念が広がり、米長期金利低下に伴う為替のドル安・円高進行も嫌気された。銀行や保険株など金融セクターが業種別下落率の上位を占め、非鉄金属や鉄鋼など素材株、輸送用機器株も安い。

  TOPIXの終値は前日比3.05ポイント(0.2%)安の1349.53と6営業日ぶりに下落、日経平均株価は69円54銭(0.4%)安の1万7012円44銭と3日ぶりに下げた。

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、「ジャクソンホール以来、投資家は『すわ米利上げ』とドルのロングポジションを積み上げてきたが、良くない経済データが3回重なり、慌ててポジション解消に動いた」と指摘。米経済指標のトレンドが見極められず、「足元が定まらない」と言う。20、21日の連邦公開市場委員会(FOMC)まで米経済指標に一喜一憂する流れが続き、為替や日本株市場は不安定になるとみている。

  東証1部の売買高は19億1584万株、売買代金は2兆1268億円。代金は前日比31%増え、5営業日ぶりに活況の目安となる2兆円を超えた。値上がり銘柄数は1054、値下がりは746。

  • 東証1部33業種は保険、銀行、パルプ・紙、海運、証券・商品先物取引、非鉄金属、鉄鋼、その他金融など19業種が下落。電気・ガスやその他製品、サービス、倉庫・運輸、建設、陸運など14業種は上昇。

  • 売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループやカカクコム、第一生命保険、JFEホールディングス、TDK、旭化成、日経平均から除外される日本曹達が安い。半面、任天堂やリクルートホールディングス、キーエンス、塩野義製薬、明治ホールディングス、大成建設は高く、日経平均に採用される楽天も買われた。

●債券上昇、オペ結果強めで超長期債中心に買い-日銀政策には不透明感

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  債券相場は上昇。前日の米国債相場反発や円高進行に加えて、日本銀行が実施した長期国債買い入れオペが強い結果となったことを受けて、超長期ゾーンを中心に買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比20銭高の151円38銭で取引を開始し、いったん151円30銭まで伸び悩んだ。午後に入ると、日銀買いオペ結果を受けて水準を切り上げ、一時は151円50銭まで上昇した。結局は30銭高の151円48銭と、この日の高値圏で引けた。

  みずほ証券の辻宏樹マーケットアナリストは、「昨日の30年債入札が強い結果に終わったことで、超長期債利回り上昇に対する懸念が和らいだことから、スティープニングの反動が出ている」と話した。ただ、「ここから一本調子でフラット化が進むかというと、20年債入札を控えているほか、日銀決定会合を受けてイールドカーブがスティープニングするリスクもあり、可能性は小さい。30年債利回りは0.5%を目線にすでに0.4%前半に低下している」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.035%で始まり、その後はマイナス0.06%まで下げた。新発5年物の128回債利回りは2bp低いマイナス0.175%を付けている。

  超長期債が大幅高。新発20年物の157回債利回りは6bp低い0.35%、新発30年物の52回債利回りは8bp低い0.41%まで買われた。新発40年物の9回債利回りは6.5bp低い0.505%と1日以来の水準まで下げた。

  日銀が実施した長期国債買い入れオペ結果(総額7500億円)によると、残存期間「10年超25年以下」と「25年超」の応札倍率が前回から低下した一方、「5年超10年以下」は上昇した。

●ドル・円が101円前半に下落、米利上げ観測後退や日銀緩和不透明で

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=101円台前半へ下落した。6日発表の米非製造業景況指数の下振れを受け、9月の米利上げ観測が後退したことが背景。日本銀行が今月下旬に行う金融緩和政策の「総括的検証」が追加緩和につながるか不透明なことも、円買い圧力につながった。

  午後3時25分現在のドル・円相場は前日比0.7%安の101円35銭。一時は101円21銭と、ジャクソンホールでイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演した8月26日以来の水準までドル安・円高が進んだ。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、ドル・円のモメンタムは下向きで、短期的に101円を試してもおかしくないと指摘。ただ、米金融当局者の発言で再び米利上げを意識する局面もあるかもしれず、「ポジションが101円50銭付近でほぼ中立化しているとみられる中で、次の材料を待つ形になりそう」と話した。

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