米国で「大学卒業の夢」に陰り-入学者減少で生産性の奇跡終えん

  • 世界屈指の経済国である米国、成長鈍化の新たな時代に直面
  • イエレンFRB議長、教育システム改善と訓練への投資拡大呼び掛け

米国では数十年にわたり、増加する大卒者が労働市場に流入して生産性を向上させ、世界屈指の経済国としての米国の地位を築き上げてきた。

  その成長のけん引役が減少している。米国勢調査局と米国学生情報センター研究所によれば、入学者数は2011年をピークに毎年減っている。高齢化や授業料の値上がりのほか、就業率が健全な水準で推移したことなどにより学習需要が後退した。

  いわゆる生産性の奇跡の終えんを嘆いているのは、過度のインフレを回避し経済成長加速を促す能力を評価されていた米金融当局者やエコノミストらだ。中央銀行当局者らは大学入学者の減少を食い止めることがほとんどできないでいるが、成長鈍化の新たな時代に入るのを阻止するために何らかの対策が必要だと主張する。

  イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は8月にジャクソンホールでのシンポジウムで、「社会として生産性を伸ばす方策を探すべきだ」と指摘。「教育システムの改善と就業者訓練への投資拡大」についても検討する必要があると付け加えた。

原題:Fading College Dream Saps U.S. Economy of Productivity Miracle(抜粋)

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