【個別銘柄】保険株が安い、くらコーポ大幅安、楽天や任天堂は高い

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7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  保険株:第一生命保険(8750)は前日比3.9%安の1461円、T&Dホールディングス(8795)は5%安、損保ジャパン日本興亜ホールディングス(8630)は3%安など。東証1部33業種で下落率1位。経済指標悪化で米国の早期利上げ観測が後退するなか、米長期金利が低下したことで保険会社の運用が厳しくなるとの声が聞かれた。 先週まで保険や銀行が先導して上昇していた調整の動きが出ているとの見方もあった。

  くらコーポレーション(2695):8.4%安の4875円。6日発表の2015年11月-16年7月期営業利益は前年同期比13%増の48億9700万円だった。岩井コスモ証券の大西等シニアアナリストは「9カ月決算は業績順調に見えるものの、5-7月期では13%程度の営業減益に落ち込んでいる」と電話取材で述べた。下期の利益減速に懸念が広がった。

  楽天(4755):7.2%高の1429円。日本経済新聞社は6日、日経平均銘柄に新規採用すると発表した。定期見直しにより10月3日の算出から入れ替える。大和証券では買い入れインパクトを約4.41日と推定した。一方、除外される日本曹達(4041)は11%安の437円。

  任天堂(7974):4.9%高の2万4695円。ジェフリーズ証券は、今期リリース予定のスマートフォン向けアプリ「どうぶつの森」など2タイトル、「ポケモンGO」のアクセサリー、次世代ゲーム機「NX」など複数のカタリストが控えていると指摘し、投資判断「買い」と目標株価3万円を強調した。同証による17年3月期純利益予想を630億円から820億円(会社計画350億円)、来期を980億円から1570億円に増額。

  浜松ホトニクス(6965):5.6%安の3035円。SMBC日興証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を3100円から2600円に下げた。医用機器向けセンサーの技術進歩による需要拡大に一巡感があり安定成長期に入っている上、ウェアラブル端末向け部品への期待が株価に織り込まれているとみられ、株価に割高感があるとみる。

  古河電気工業(5801):3.4%安の256円。メリルリンチ日本証券は、好調な光ファイバーの伸び鈍化や国内軽自動車の弱さを受けたワイヤーハーネスの不振などから17年3月期の営業利益予想を290億円から280億円に減額した。投資判断「アンダーパフォーム」と目標株価220円を維持した。

  旭化成(3407):3.2%安の837.8円。6日発表された旭化成ホームズの8月の住宅受注は前年同月比10%減と、7月の同23%増からマイナスに転じた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、7月の勢いが続くことは考えにくかったものの、一転してマイナス10%というのは意外感があると指摘した。

  リコー(7752):3.7%安の951円。クレディ・スイス証券は投資判断「アンダーパフォーム」で調査を開始した。競争激化などで収益性が高いマルチファンクションプリンターはノンハードの減少傾向が続いており、ハードの売り上げも切り下がっている状況。短期的には業績回復が難しく、年内発表予定の構造改革の効果が見えるまでは株価は停滞と予想。

  イーブックイニシアティブジャパン(3658):2.3%安の1045円。2-7月期営業損失は1億1200万円と前年同期の7500万円から赤字が拡大したと6日に発表。紙書籍のネット通販や人気アニメを用いたタイアッププロモーションなどクロスメディア事業の急拡大などで売上高は伸びたが、システム開発や組織・人材投資による費用増が響いた。

  ナイガイ(8013):14%高の57円。17年1月期営業利益予想を従来の3億2000万円から5億1000万円に上方修正すると6日に発表。卸売り事業で仕入れ原価や販売費を想定以上に削減した上期実績などを反映した。 

  伊藤園(2593):2.3%高の3320円。大和証券は第1四半期決算で実質 的な販売単価が改善したことを評価し、17年4月期の営業利益予想を205億円から220億円に増額した。

  ジェイリース(7187):12%高の3405円。9月末の株主を対象に1株を2株に分割する、と7日午後に発表。最低投資金額の低下による新たな投資家層の参入、流動性向上を見込む買いが入った。同社は6月に東証マザーズ市場に新規上場、家賃債務保証事業を手掛けている。

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