OPEC主要産油国の原油、中国の民間製油会社には硫黄分高過ぎ

  • 硫黄分の高い原油は製油所に適さない:山東東明石化集団
  • スイート原油はアフリカや中南米、ロシアで生産される

石油輸出国機構(OPEC)の主要産油国は原油市場の一部で、より規模の小さい産油国の脇役のようになっている。

  中国最大の民間石油精製会社、山東東明石化集団のディレクター兼バイスプレジデント、チャン・リュウチェン氏によれば、サウジアラビア産とイラン産など硫黄分の多い原油は、同社製油所での処理が容易ではない。独立系石油精製会社の大半は、昨年国際石油市場へのアクセスが認められて以降、硫黄分の低い「スイート原油」の調達を目指している。

中国の製油所

Photographer: Kevin Lee/Bloomberg News

  スイート原油は通常、アフリカや中南米諸国、ロシアで生産されるため、これらの地域の産油国が中国の民間石油精製会社による原油購入の恩恵を最も受ける可能性がある。「ティーポット」と呼ばれるこれらの民間石油精製会社は、世界2位の原油消費国である中国の需要の約20%を占めている。これらの石油精製会社の需要により中国の原油輸入は今年過去最高水準に達し、世界の指標価格の上昇につながった。山東東明石化集団は、国営石油会社や国際的な取引会社から原油を購入する意向を示している。

原題:OPEC Giants Too Sour for Oil-Market Upstart Craving Sweet Supply(抜粋)

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