ブラジル株:ボベスパ指数、上昇-航空機メーカーのエンブラエル高い

  • ボベスパ指数は終値ベースで60000超え-2014年以来
  • エンブラエルはサプライチェーン問題で競合会社より有利との見方

6日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数上昇。航空機メーカーのエンブラエルに買いが集まった。同社は中国航空会社からの受注獲得を明らかにしたほか、サプライチェーン問題でも競合会社よりも有利との観測が広がった。

  エンブラエルは8営業日続伸と2005年12月以来の長期上昇となり、ボベスパ指数が2年ぶり高値となるのに寄与した。HSBCホールディングスによる「買い」推奨で、大学運営のクロトン・エデュカシオナルとエスタシオ・パルチシパソンエスも高い。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は原油高に伴い上昇。

エンブラエルの航空機

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  ブラジル通貨レアル高を背景にエンブラエルは今年1-8月に時価総額の半分余りを失っていたが、投資家は同社を再評価し価値を見いだしつつあると、イレブン・ファイナンシャル・リサーチ(サンパウロ)の資本市場責任者のアジオダド・ボルピ・ネト氏は指摘。「エンブラエルは偉大で高い効率を誇る企業」だとして「買い」を推奨し、目標株価は現行水準をほぼ50%上回る水準に設定している。

  エンブラエルは競合するカナダのボンバルディアと比較してサプライヤー問題で影響を受けにくいとみられる、とウィリアム・ブレアの ニューヨーク在勤アナリスト、ニック・ハイマン氏は指摘する。ボンバルディアは6日、エンジンの納入遅れを理由に、ジェット機「Cシリーズ」の今年の引き渡し予想を引き下げた。

  ボベスパ指数は前日比0.9%高の60129.44で終了。指数構成58銘柄中43銘柄が上昇した。同指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は現在13.5倍と、ここ1年の平均を16%上回っている。エンブラエルは3.6%、エスタシオは5.7%、クロトンは4.1%、ペトロブラスは1.1%ぞれぞれ上昇した。

  一方、食肉加工会社JBSは3週間ぶり安値に下落。広報担当者によると、親会社のJ&Fインベスチメントスとパルプ製造部門のオフィスが5日に警察当局の捜索を受けた後、ブラジルの年金基金にからむ詐欺疑惑の捜査の一環でウェズリー・バチスタ最高経営責任者が証言した。

原題:Embraer’s Best Winning Streak in a Decade Pushes Ibovespa Higher(抜粋)

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