米地区連銀総裁、連邦準備制度の構造見直し求める声に議会で反論へ

  • リッチモンド、カンザスシティー連銀総裁の7日の証言原稿を入手
  • 分散化された構造への信頼感を認めた構造-ジョージ総裁

米地区連銀総裁2人は7日に予定する議会証言で、連邦準備制度の半官半民構造を擁護し、金融政策を政治的干渉から守るのに役立つと指摘する見通しだ。

  ブルームバーグが入手した証言原稿によれば、リッチモンド連銀のラッカー総裁は「連邦準備制度の半官半民構造によって、政治的に中立な一定のリーダーシップが確実になり、金融政策の独立性は支えられる」と指摘する。同総裁とカンザスシティー連銀のジョージ総裁は下院金融委員会の小委員会で証言する予定。

ラッカー総裁

Photographer: Christophe Morin/Bloomberg

  ジョージ総裁は1913年成立の連邦準備法によって創設された連邦準備制度の構造が「権限集中への国民の不信感と分散化された構造へのより大きな信頼感を認めたものだ」と述べる。

  金融政策と貿易に関する小委員会の公聴会は、地区連銀のガバナンスと、金融政策の運営や経済動向への関連性を検証する。連邦準備制度の改革を求める声は米大統領選でも反響しており、民主党候補のヒラリー・クリントン氏もこうした意見に同調している。

  米連邦準備制度理事会(FRB)の理事は米大統領が指名し、上院がこれを承認することから、公的機関とみなされる。一方、12の地区連銀は法律上は私法人の構造で、各地区の商業銀行によって所有されている。

原題:Fed Officials Warn Congress Against Rethinking Bank’s Design(抜粋)

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