米国株:上昇、雇用統計で利上げ先送り観測-ナスダック最高値

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6日の米国株式市場は堅調。S&P500種株価指数は連休明けの狭いレンジ取引を小幅高で終えた。2日に発表された雇用統計が予想より弱い結果となり、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとの見方が広がっている。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「2日の雇用統計は予想より弱かったが、それでも十分に追加利上げを促すと示唆されていた水準よりは強かった」と指摘。「統計の発表後も先が読めない状況に変わりはない」と続けた。

  S&P500種は前営業日比6.50ポイント(0.3%)上昇の2186.48で終了。ダウ工業株30種は46.16ドル(0.3%)高い18538.12。ナスダック総合指数は0.5%上昇し5275.91と、過去最高値を更新した。アマゾン・ドット・コムやフェイスブックが主導した。

ニューヨーク証取

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  8月のISM非製造業総合景況指数は前月から低下し、2010年2月以来の低水準。先週発表された製造業指数と合わせて経済活動の鈍化を示した。債券利回りの低下を背景に、銀行株がほぼ4週間ぶりの大幅下落。ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカが下げた。

  合併のニュースを材料にエネルギーやヘルスケアに買いが入った。スペクトラ・エナジーは13%急伸し2年ぶり高値。同社は280億ドルの株式交換でカナダのエンブリッジに身売りすることで合意した。医療用検査診断システムのセフィエドは53%急騰。計測機器・医療関連機器メーカーの米ダナハーは、債務継承分を含み約40億ドルの取引でセフィエドを買収する。

  ウェドブッシュ・セキュリティーズ(ロサンゼルス)の株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「われわれはなお雇用統計の細目を分析しているところだが、強すぎない数字だったということは、9月利上げの可能性が低下しという点で一安心だ。株価は恐らく今後出てくるデータに左右されるだろう」と述べた。
  
  トラックメーカーのナビスター・インターナショナルは上場来最大の41%高。独フォルクスワーゲンがナビスターに出資することが明らかになり、買いが集中した。一方、両社を顧客とするエンジンメーカーのカミンズは7.3%下落し、9カ月ぶりの大幅安となった。

原題:Hedge Funds Ignore Wall Street Wisdom Buying Up S&P 500 Futures(抜粋)
原題:Treasuries Climb, Nasdaq Hits Record as Fed-Hike Wagers Decline(抜粋)

(第4段落以降を加えます.)
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