ゴールドマンに採用されたバローゾ氏の役割、EUオンブズマンが調査

欧州連合(EU)のオンブズマンは、バローゾ前欧州委員長がゴールドマン・サックス・グループで担う役割について調査している。

  EUオンブズマンのエミリー・オライリー氏は欧州委員長を退任して2年足らずのバローゾ氏が起用されたことについて、「前職の重要性と世界的な権力、ゴールドマンの影響力とこれまでの実績」に照らすと懸念が生じると、ユンケル欧州委員長に宛てた5日付の書簡で指摘した。EUオンブズマンはゴールドマンによるバローゾ氏採用の経緯について、欧州委員会に説明を求めた。

  「バローゾ氏が英国のEU離脱について助言すると公に発言していることは懸念を増幅させる」とオライリー氏は指摘。英EU離脱について、欧州委の交渉担当者であるミシェル・バルニエ氏ら当局者がバローゾ氏とどう関わるべきか、同委員会でなんらかの方針を示すのかとも質問している。

  ゴールドマンは7月8日に、バローゾ氏が国際部門の非執行会長として世界的な問題についての助言を提供すると発表した。ロンドンに法人登録する企業が英国のEU離脱後も制約を受けずにEU全域で営業できるかどうかは、今後数年間かけた交渉で決まる。

原題:Barroso’s Goldman Adviser Role on Brexit Probed by Watchdog (1)(抜粋)

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