サウジ、総額2兆円超のプロジェクト取りやめを検討-関係者

  • 総額7兆円超のプロジェクトを見直し-3分の1を白紙に戻す可能性
  • 省庁の統廃合も計画-財政赤字の縮小に向けた取り組みと並行

サウジアラビアは総額200億ドル(約2兆500億円)を超えるプロジェクトを白紙に戻す方向で検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。経済規模上位20カ国の中で最も高い財政赤字を縮小する取り組みを強化する。

  協議が非公開であるため匿名を条件に話した3人の関係者によると、サウジ政府は総額約2600億リヤル(約7兆1000億円)と評価される数千件の事業を見直しており、このうち3分の1を取りやめる可能性がある。関係者2人はこの措置による財政収支への影響は複数年にわたる見通しだと述べた。

  別の匿名関係者2人によると、政府はこのほか省庁の統廃合も計画している。

サウジのファリハ・エネルギー相

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアはこれまで、燃料や公益事業への助成を減らすなど、財政赤字の抑制で前例のない措置を講じてきた。昨年の財政赤字は対国内総生産(GDP)比で16%に拡大。国際通貨基金(IMF)は2017年の赤字は対GDP比で10%を割り込むと予想している。

原題:Saudi Arabia Said to Weigh Canceling $20 Billion of Projects (1)(抜粋)

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