カーニー英中銀総裁の利下げ判断は拙速、政治的動機ある-英与党議員

  • 保守党所属のリーズモッグ議員、7日の議会証言で総裁に質問へ
  • 英中銀は8月に利下げと量的緩和拡大を決定

英国の与党、保守党に所属するジェイコブ・リーズモッグ議員は、イングランド銀行(英中央銀行)が先月決定した利下げを拙速だったと指摘した。同議員は欧州連合(EU)離脱のコストを警告していたカーニー総裁の罷免を求めたこともある。

  EU離脱推進派で英下院財務委員会のメンバーでもあるリーズモッグ議員は5日のインタビューで、「公平性で一度信頼を失えば、すべての行動に政治的な裏があると思われ始める。このため8月の利下げはカーニー総裁がパニックに陥り、自らの正しさを証明しようと決定したとの批判がある」と発言。「カーニー総裁はイングランド銀行が公平であるという認識を覆し、同行の責務遂行を困難にした」と続けた。

  カーニー総裁は7日、下院財務委員会での証言に臨み、2009年以来となった利下げをはじめ一連の金融緩和策を英中銀が8月4日に発表してから初めて公の場に姿を現す。総裁はカンリフ副総裁やフリーヘ、フォーブス両委員とともに、EU離脱選択に対する措置が拙速で行き過ぎではなかったかを問われる公算が大きい。

  サマーセット・キャピタル・マネジメントの設立にも関わったリーズモッグ議員は「私見では、カーニー総裁の行動は拙速だった」と述べ、「あの時点で追加金融緩和が必要だという十分な証拠はなかった。異常に低い金利には効果と同時に悪影響もある」と指摘した。

原題:Carney’s Brexit Tormentor Says BOE Acted Too Early on Rates(抜粋)

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