原料炭の契約価格:四半期改定が導入された2010年以降で最長の上昇か

  • 中国での石炭減産と鉄鋼生産の増加で需要が拡大
  • 石炭スポット価格は今月、約2年ぶりの高値に上昇

鉄鋼原料となる原料炭の契約価格は、2010年に四半期ごとの改定が導入されて以降で最長の上昇局面となる見通しだ。中国が石炭生産を削減する一方、鉄鋼生産を増やしているためだ。

  強粘結炭のスポット価格は6月初め以降ほぼ70%上昇し、1トン当たり140ドルを突破。7-9月(第3四半期)の契約価格である92.50ドルを上回っている。UBSグループによれば、鉱山会社と日本の鉄鋼メーカーは過去数四半期にわたり、スポット価格に若干プレミアムを上乗せした価格で供給契約に合意している。10-12月(第4四半期)の契約価格が100ドルを超えれば昨年1-6月(上期)以来の高値となり、3四半期連続の上昇となる。

  UBSのアナリスト、ダニエル・モーガン氏(シドニー在勤)は電話インタビューで、「9月末時点のスポット価格がいかなる水準でも最終的な契約価格に影響を及ぼすだろう」と指摘。「中国では石炭供給が逼迫(ひっぱく)する一方、鉄鋼生産は予想を上回っている。過去数カ月間の商品市場で最も驚きだったことは何かと尋ねられれば、原料炭価格の堅調さだろう」と述べた。

原題:Coal Contracts Set for Longest Run of Quarterly Gains Since 2010(抜粋)

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