昼間からバドミントン-中国の生産性の伸び、アジア危機以降で最悪

中国の天津では、政府職員が真っ昼間に事務所のロビーでバドミントンをしている。東北部の遼寧省鉄嶺では、家族経営の零細工場で働く人たちがトラックのゴム製部品を手作業で切っている。収入は1カ月に約600ドル(約6万2000円)だという。

  こうした事例が示す非効率さは、中国経済の消費主導型へのリバランスを妨げ、所得の伸びを抑制している。同国の労働生産性の伸びはアジア通貨危機の影響で製造業の受注が消え、国有企業が数百万人を削減した1999年以来の低さだ。

  中所得国のわなと世界銀行が呼ぶ状況を回避するため、7億7500万人に上る中国労働者の生産性向上は極めて重要だ。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏(香港在勤)は「生産性低下は中国の長期的な経済の健全性に対する警告だ」と述べた。

  中国国家統計局と国際労働機関(ILO)のデータによれば、中国の昨年の労働生産性は1人当たり7318ドルと、6.6%上昇にとどまった。

原題:China’s Productivity Growth is the Worst Since the Asia Crisis(抜粋)

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