新興市場資産の弱気派から離脱組も-空売りポジションの縮小が示唆

  • アバディーンやアシュモアへのショート縮小は新興市場への楽観論
  • 原油価格持ち直しや高利回り資産への需要が新興市場に追い風

7年で最大の上昇を記録している新興国資産は、空売り投資家の動向が目安になるなら、さらに上昇する余地がある。

  投機家が空売りポジションの手じまいに動く中、英資産運用会社のアシュモア・グループアバディーン・アセット・マネジメント両社に対する弱気ポジションは約2年ぶりの水準に縮小した。調査会社IHSマークイットによると、両社は新興国資産に投資しているため、両社資産の取引は新興市場へのセンチメントを反映することが多い。

  新興市場株は1月の安値から30%余り上昇している。原油価格の回復や中国経済安定の兆しでエネルギー生産国のほか、中国を最大の貿易相手国とする南アフリカ共和国やブラジルなどの見通しが改善した。各国・地域の中央銀行による刺激策や米国の緩和的政策で高利回り資産の需要が喚起されていることも新興国にとって追い風だ。

  マークイットの調査アナリスト、サイモン・コルビン氏(ロンドン在勤)は「この数カ月に新興国資産への弱気姿勢が後退した。アシュモアやアバディーンをショートにする需要の後退は、新興市場へのエクスポージャーを拡大したいという新たな志向を示すものだ」と語った。

題:Vanishing Shorts Signal Some Emerging-Market Bears Are Giving Up(抜粋)

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