G20首脳、成長促進へあらゆる政策活用を約束-共同宣言採択し閉幕

20カ国・地域(G20)首脳会議は5日、世界経済の成長押し上げへあらゆる可能な手段を活用しつつ、通貨の競争的な切り下げを避けることを約束して閉幕した。

  共同宣言には金融政策だけでバランスの取れた成長を率いることは不可能だとして、金融、財政および構造改革といったすべての政策手段を活用することなどが盛り込まれた。鉄鋼の過剰生産についての「国際フォーラム」を経済協力開発機構(OECD)のリーダーシップの下で設立するほか、非協力的なタックスヘイブン(租税回避地)を特定することも明記された。

  鉄鋼や石炭などでの過剰生産能力を批判されている中国は、初のG20首脳会合開催にあたり国際舞台での大役を狙いつつ、米国から欧州にまで広がりつつある反貿易ムードから自国の立場を守ろうとしている。習近平国家主席は閉会後のスピーチで、20カ国・地域は保護主義と闘い、国際的な通商と投資の再活性化に取り組むことを約束したと述べた。

中国・杭州の20カ国・地域(G20)首脳会議

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  オバマ米大統領は選挙シーズンに飛び交う「雑音に惑わされず」、貿易促進を提唱する計画だと発言。首脳会合閉幕後の記者会見で、「企業が公正に競争できるようにすることに力を入れる」と述べ、「世界経済が成長を続けられるために協力できることはまだある」と続けた。

原題:G-20 Pledges to Reduce Excessive Imbalances in Global Economy(抜粋)

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