フィリピンのニッケル鉱石輸出、30%減少する可能性-大手採掘会社

  • 鉱山の監査や天候不順で生産量減少か-グローバル・フェロニッケル
  • ニッケル鉱石生産量は前年比で少なくとも20%減少すると同社は予想

世界最大のニッケル供給国であるフィリピンのニッケル鉱石輸出が今年、最大30%減少する可能性があるとの見方を、生産大手である同国のグローバル・フェロニッケル・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)が示した。同国当局が環境基準に適合しない鉱山の取り締まりを進めているほか、価格が軟調であることや天候不順により一部企業は1-6月(上期)に減産した。

  グローバル・フェロニッケルのダンテ・ブラボ社長兼CEOはインタビューで、ニッケル鉱石生産量が前年比で少なくとも20%減少すると予想。同社の推計を引用し、フィリピンのドゥテルテ大統領による監査に伴い複数の鉱山が操業を停止し、生産は10万トン余り落ち込むとの見方を示した。

  ブラボ氏は「年初の天候不順とニッケルの安値により、生産量は目標を下回るだろう。フィリピンのニッケル鉱石輸出は20%余り減り、減少率は30%に達する可能性がある」と説明。監査の影響への懸念が広がる中で、中国での価格は上昇したと付け加えた。

原題:Philippine Nickel Ore Exports May Drop 30%, Top Miner Forecasts(抜粋)

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