米ビザ、銀行にブロックチェーン試験プログラムへの参加要請

  • 「少数の欧州の銀行」に参加募る
  • ビザはブロックチェーンを使った決済で足掛かりを確保との指摘も

決済ネットワーク世界最大手、米ビザは銀行間の送金にブロックチェーンを活用する試験プログラムの参加を複数の銀行に求めた。

  同社がロンドンに置くイノベーション拠点、ビザ・ヨーロッパ・コラブは BTLグループと提携し、金融サービスでのブロックチェーン技術利用を探る。コラブの共同創業者ヘンドリック・クラインスミード氏がブログへの投稿で1日明らかにした。

  試験はブロックチェーンを土台とするソリューションがコストや決済回数、銀行間送金に絡むクレジットリスクを低減できるかどうかを試すもので、「少数の欧州の銀行」に参加を募っているという。

  仮想通貨ビットコインを支えるブロックチェーン技術の支持者は、この技術を使うと世界中の送金手続きが劇的に簡略化され、変更不可能なデータベースに取引記録を安全に保存できるようになるとみている。大陸をまたぐ銀行間決済は数週間かかり、複数の仲介が入る場合があるが、ブロックチェーンのネットワークではこうした決済が理論的には数分またはそれより迅速に行われる可能性がある。

  新たな試みについては英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に伝えた。コンサルティング会社シネクロンのマネジングディレクター、サンディープ・クマール氏によると、今回の計画によってビザは、塗り替わりつつある決済業界地図で一段と堅固な足掛かりを確保することになる。

原題:Visa Asks Banks to Participate in Blockchain Pilot for Transfers(抜粋)

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