商品で最高のパフォーマンス示す亜鉛、世界2位の生産会社に恩恵なし

  • 亜鉛価格は今年上昇したものの、大手精錬亜鉛生産会社の株価は低迷
  • 鉱山売却計画の遅れなどがニルスター株に打撃:ABNアムロ

亜鉛価格は今年、商品市場で最高のパフォーマンスを示しているが、世界2位の亜鉛生産会社への投資家には恩恵を与えていない。

  亜鉛価格が今年に入って45%上昇したにもかかわらず、欧州最大の精錬亜鉛生産会社、ベルギーのニルスターの株価はブリュッセル市場で29%下落。それとは対照的に、世界最大の亜鉛採掘会社スイスのグレンコアの株価はロンドン市場でほぼ2倍、英ベダンタ株は80%上昇している。

  オランダのABNアムロのアナリスト、フィリップ・ノト氏は電話インタビューで「市場関係者は、最近の亜鉛価格上昇がニルスターの株価をもっと下支えしていると期待していたかもしれない。しかし、同社特有の事情が株価にかなり影響を及ぼしている」と指摘する。

  ノト氏によれば、ニルスター株にとって鉱山売却計画の遅れと、アスベスト関連の問題発覚に絡んだポートピリエのプラントでの増産に対する懸念が打撃となっている。

原題:World’s Best Commodity Brings No Joy for Second-Biggest Producer(抜粋)

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