妻と夫、退職後の蓄えは秘密-キッチンテーブル挟んだ微妙な関係

大統領選挙を控える米国では、政治家への信頼感が過去最低に落ち込んだように思われる。だが、台所のテーブルを挟む2人の間に信頼がこれほどないとは、誰が想像しただろうか。

  米国のカップルの多くは互いの退職貯蓄口座について、それぞれ保有しているという事実以外は基本的な情報さえ共有していない。新しい調査結果によると、結婚しているか一緒に暮らしているカップルの21%は、相手の退職貯蓄口座の大まかな額も把握していなかった。

寄り添えども内緒

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  米調査会社ハリス・ポールが1800組余りのカップルを対象に金融情報ウェブサイトのナードウォレット向けに実施した調査などで浮かび上がるのは、金銭について語ることがいかに困難か、また一部の人がいかに消極的かという点だ。

  文化的な要因も考える必要がある。マサチューセッツ州ウォルサムに拠点を置くファイナンシャルプランナーのクリス・チェン氏は、成長の過程でお金について語ることがなかった可能性を挙げる。「お金についての否定的な概念が受け継がれ、それを人が生涯持ち続けると思うことがよくある」と話した。

  またナードウォレットの投資専門家ダヤナ・ヨキム氏は、カップルは退職後の生活スタイルについては話すが、それにどの程度の費用がかかるかという計算はあまりしない傾向があるかもしれないと分析。「はじき出した数字が示すものを恐れている」と述べた。
 
原題:Spouses Are Hiding Their Retirement Savings From Each Other(抜粋)

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