原油価格は最悪期脱した、投資はリスクにさらされている-ヤーギン氏

  • 原油先物は来年「50ドル台半ばのレンジ」に上昇へ:同氏
  • 米原油生産は年末までにさらに日量「20万」バレル減少する見込み

原油価格は最悪期を脱したとの見方を、IHSマークイットのダニエル・ヤーギン副会長が示した。原油価格はかなり安値となっているため、2019年末までに必要な新規供給向け投資を確保できない恐れがあると指摘した。

  ヤーギン氏は石油業界の会議に出席するため訪問しているノルウェーのスタバンゲルでのインタビューで、8月31日に1バレル=48ドル近辺で推移した北海ブレント原油先物について、来年は「50ドル台半ばのレンジ」に上昇すると予想。米国の原油生産は年末までにさらに日量「20万」バレル減少する見通しで、世界の供給過剰が解消され、市場は再び均衡するとの見通しを示した。価格回復は、石油輸出国機構(OPEC)による増産凍結決定の影響は受けないとみている。

  ヤーギン氏は「下落は終了しており、持続しない」と指摘。「回復段階、再均衡の段階に入っている。現在の価格水準は向こう5年間の需要を満たすのに必要な投資の提供にはつながらないだろう」と述べた。
  
原題:Worst Is Over for Oil as Investment at Risk, IHS’s Yergin Says(抜粋)

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