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ブラジルのルセフ大統領が罷免、弾劾裁判で有罪-不正会計操作

更新日時
  • 弾劾裁判の裁決は賛成61人、反対20人
  • テメル副大統領が昇格し2018年末までの任期を務める

ブラジルのルセフ大統領は31日、弾劾裁判で有罪となり罷免された。労働党の政権獲得から13年を経て同国の経済政策は抜本的な変革への道が開かれた。

  同国上院が行った弾劾裁判の採決では賛成61人、反対は20人だった。ルセフ氏は議会を無視し、政府会計を違法に操作したとして有罪となった。職務を代行してきたテメル副大統領が大統領に昇格し、2018年末までのルセフ氏の残りの任期を務める。ルセフ氏はこれを不服として上訴すると表明した。議会はルセフ氏が今後、公職に就くことは認めた。

  今回の決定で、14年のルセフ大統領の僅差での再選から始まり不況が深刻化した混乱の時期に一つの区切りを付けることになる。多くの議員はルセフ氏罷免を国歌斉唱で祝い、首都の住民は花火を打ち上げた。テメル氏は31日午後に上院の式典で宣誓就任した。事前収録の国民向け演説が同日中に放送される予定。

  テメル氏は正式な大統領に就任することにより、景気回復に向けた取り組みをより強力に進められると期待している。アバディーン・アセット・マネジメントの新興市場国債責任者、エドウィン・グティエレス氏(ロンドン在勤)は「弾劾問題が片付き、改革は進めやすくなった」が、「順風満帆という訳ではない」と述べた。

  ブラジルの通貨レアルは上院採決後に一進一退となり、正午までには対ドルで0.6%高の1ドル=3.22レアルを付けた。一方、資源価格の下落を背景に、主要株価指標のボベスパ指数は下落。   

原題:Dilma Rousseff Ousted in Historic Brazil Impeachment Trial (4)(抜粋)

(裁判の結果に対する議員や市民の反応などを追加し更新します.)
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