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グロース氏:マイナス金利は資産を負債に変えている-月間コメント

Bill Gross.

Bill Gross.

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
Bill Gross.
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米ジャナス・キャピタル・グループのビル・グロース氏はマイナス金利について、資産を負債に変え、資本主義の仕組みを脅かしていると指摘した。

  同氏は31日にウェブサイトに掲載した月間投資見通しで、政策金利をゼロやそれ以下に引き下げることで資産価格を押し上げ、経済への波及効果を期待しているとして、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長を含む各国金融当局者への批判をあらためて展開。そうした政策では持続可能な経済成長を達成できないと主張した。

  グロース氏は「これはほぼ常識だが、資本主義はゼロ金利制約下やマイナス利回りの兆候の下ではうまく機能しない」とし、「11兆ドルものマイナス利回り債は資産ではない、負債だ。イエレン議長に言いたい。資産価格に目標を定める上でこれを考慮に入れるべきだ」と指摘した。

  グロース氏はかなり以前からこうした警鐘を繰り返していることから、「1日1440分のうち正確なのは2分だけで、残りの1438分は間違っている壊れた時計」と自分が比較されるかもしれないとしながらも、「信じて欲しい、この時計は正確に動いている。世界の債務や時代遅れの金融・財政政策は実体経済を癒やすどころか傷つけるからだ」と記した。

原題:Janus’s Gross Says Negative Rates Turn Assets Into Liabilities(抜粋)

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