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世界惑わす中国の石油備蓄-市場動かし得るものの情報は非公開

  • 中国による今年の記録的な石油購入は原油価格の持ち直しに寄与
  • 中国による今後の石油購入、アナリストの間で見方分かれる

中国の石油備蓄をめぐり世界は困惑している。

  黄海付近の地下貯蔵施設や長江デルタ地域の島々で、中国政府は緊急時に備え石油を備蓄している。こうした貯蔵施設網が中国全土に点在する。世界最大のエネルギー消費国である中国による今年の記録的な石油購入は、原油価格の持ち直しに寄与しており、中国が次に何を計画するかが今後の原油相場を決める可能性もある。

  中国国外にいる誰にも確かなことは分からない。石油備蓄がどの程度あるのか、貯蔵タンクがいつ満杯になるのか政府が発表することもない。

  エナジー・アスペクツは恐らく中国が石油買い入れを続け、必要なら商業用タンクをいっぱいにするだろうとみているが、JPモルガン・チェースなどは中国の石油購入が間もなく止まる可能性があると予想する。

  JTDエナジー・サービシズのチーフストラテジスト、ジョン・ドリスコル氏は 「中国は戦略的石油備蓄について報告する義務がないと感じているようで、中国にとってはこれが全くの利点となるかもしれない。中国の購入余力がファンダメンタルズと価格に劇的な影響を与え得る。だが、中国は非公表を続ける公算が大きく、その影響を推し量るのは引き続き難しいだろう」と指摘した。

原題:Mystery of Oil Held on Chinese Islands Puzzles Crude Markets (1)(抜粋)

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