米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏がかつて開いていた不動産スクールの「トランプ大学」をめぐり、詐欺ビジネスとして元学生らが訴えていたカリフォルニア州での集団訴訟で、訴訟を阻止しようとしたトランプ氏側の再度の申し立てを裁判所が退けた。

  「トランプ大学」は不動産セミナー費として数万ドルを支払わせ、さらなる受講を促す「商品PR的存在」と化し、学生を欺いたと原告は指摘。元学生らはまた、ワークショップを担当したのはトランプ氏が厳選した講師ではなく、宣伝通りでなかったと主張した。

  トランプ氏側はトランプ大学が認定機関かどうかを主な原告の1人であるソニー・ロー氏は実際に関心を持っていなかったと主張しているが、サンディエゴの米連邦地裁のゴンサロ・クリエル判事は29日、これを退けた。集団訴訟の主な論点の1つは、学生らが受講料を支払った際に認定スクールと信じていたかどうかという点。

  カリフォルニア、ニューヨーク、フロリダの元学生らは消費者詐欺と高齢者虐待の法律に基づき賠償金を請求している。メキシコ系のクリエル判事に対してトランプ氏は先に、裁判での自身に不利な判断は米国とメキシコ国境に壁を建設するとした自身の公約への判事の報復だと主張して物議を醸した。同判事は11月28日に審理を予定している。

  この訴訟でトランプ氏の弁護士を務めるダニエル・ペトロセリ氏に電話取材を試みたが、現時点では返答はない。

原題:Trump Loses Latest Bid to Derail University Fraud Lawsuit (1)(抜粋)

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